昨年までの筑波シングルエンジョイレースから、筑波ツーリストトロフイレースに名称も新たとなったこのイベントレース。開催クラスは改造範囲の狭いノーマルクラス(基本的にマフラーとタイヤくらいしか変更できないレギュレーションだ)ばかりで、当日は曇り空ながらNT-1クラスは予選、決勝ともなんとかドライの路面状況で行われた。なおこのレースでは、スズキSV400S/650Sのワンメイクレースなどもあり、参加型のレースとして今年は6月と11月の計3回筑波で開催される。
午前9時半より開始された予選では、開始早々TL-R+蜜石がリーディングボードのトップに躍り出る。その後はずっとトップの座を譲らず、最終的に1分04秒599というコースレコードタイムで2位を1秒以上引き離し、ポールポジションを獲得した。
蜜石恵一 選手 |
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マシンも快調、人間も快調です。新しいチタンマフラーはなかなかパワー感があって、いいフィーリングです。決勝ではポールトゥフィニッシュを決めたいですね |
日章旗が振り下ろされるスタート、一瞬蜜石は出遅れたかに見えたが、第一コーナーではアウト側から仕掛け、見事にホールショットを奪う。一周目のホームストレッチにはすでに2位以下を5車身以上引き離して戻ってきた。周回を重ねるごとに2位以下を引き離し、レース終盤ピットからはペースダウンの指示も。そのまま蜜石とTL-Rは12周のレースを危なげなく終え、約束通りポールトゥフイニッシュで見事優勝を飾った。
蜜石恵一 選手 |
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約束したポールトゥフイニッシュができてとてもうれしい。また次のレースもこの調子でがんばります |
ケンツJトラストレーシング 川島賢三郎 チーム監督 |
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ウチのTLが勝ったのはもちろんうれしいけど、上位6位のうちにTLが5台も入っていて、それがみんなウチの足回りやマフラーを使用していてくれたことが非常にうれしかったね。こういうユーザーのためにケンツはがんばりますので、応援よろしくお願いします |