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全日本ロードレース選手権 第5戦 スポーツランド菅生
'04年9月4-5日
宮城県 スポーツランド菅生
足回りセッティング煮詰めきれずに7位に終わる。



 こんにちは ケンツMOTULスズキの北川圭一です。

 悔しかった8耐も終わり、いよいよ全日本の後半戦が始まりました。今日は、菅生のレースレポートをお知らせします。

 ここ1〜2ヶ月、鈴鹿300km、そして8耐やテストで走り込んではいましたが、全日本として走るのはほぼ3ヶ月ぶり。ずいぶん久しぶりですが、いつまでも8耐の悔しさを引きずっているわけにはいきません。  ここまで全日本では、開幕戦こそ3位表彰台に立てたものの、オートポリスでは転倒リタイヤ、筑波では雨でマシンのセットアップもタイヤチョイスも外して11位、そしてもてぎでは、1周もせずにレースを終えてしまってノーポイントと、ほとんど結果を出せていません。

  前半戦を終わってランキングは10位と、ぜんぜんスカッとしたレースをした記憶がない。きっかけさえつかめればドンと上に行けると思うんですが、とにかくこの菅生で仕切りなおしたい、という気持ちで一杯でした。  しかし、まだぼくの運は上向いていないようです。予選を控えた金曜の合同練習、菅生入りして初めての走行で、マシンが走ってくれない状態に陥っていました。実は今回のレースから新しいデータロガーシステムに変更したのですが、初めての走行で上手く作動せず、誤作動を起こしてエンジンがまともに走らない状況になってしまったんです。

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  走行データ記録と解析は、現代のレーシングマシンにとっての必需品です。サーキットをラップして、どの区間でどれだけアクセルを開けてどれだけ車速が乗って、どれだけ区間タイムが出ているかというデータに加え、フロントフォークとリヤサスがどれだけストロークして、だからこの区間のタイムが出ていない、というデータでマシンをセットアップして行くのですが、このデータがうまく読み込めず、表示しない状態だったのです。
 しかも、8月中旬にあった菅生のテストの結果で、車体のセットアップを大きく変更して持ってきていたので、このセットアップもしなきゃいけない中、金曜の走行は午前午後ともまるで走れなくなってしまっていたのです。もちろんエンジンに関しても、インジェクションのセットアップもデータを読んで変更して行くので、金曜はほぼノーセッティングのまま、エンジンがバラついてまともに走れなかったのです。

 結局データロガーは金曜の午後に外してしまい、データを取らない状況で予選へ。結局、エンジンのセットアップはプラグの焼けを見て判断していました。なんともアナログだけれど、チーフメカニックの高橋さん、新しくこのデータ管理を担当してくれた林マサはんが懸命にやってくれて、エンジンはかなりパワーが出て、今までになく速いエンジンに仕上がりました。けれど、車体のセットアップはまるで決まらないまま……。

 
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  土曜の公式予選では現状のままでの走行になってしまい、それでも意地でレコードを更新。コースやコンディションに合ったセットアップが完全にはできなくとも、その状況でベストを尽くすのがぼくの仕事。午後の走行では気温が下がって湿度が上がったこともあってタイム更新できませんでしたが。

  午前のタイムで2列目5番グリッドが確定。あとは決勝、やるだけです。


 土曜夜に降った雨もやみ、ハッキリしない天候でしたが、日曜朝のウォームアップはハーフウェットだったものの、午前中にコースも完全ドライとなってのレース。最終的にインジェクションのセットアップもなんとか出来て、エンジンは今までにないくらいパワフルな状態に仕上がりました。あとはぼくが頑張るだけ!

  決勝では、(渡辺)アツシがホールショットを取って、伊藤(ホンダ)をはさんで3番手あたりからのスタート。柳川(カワサキ)、井筒(ホンダ)に先行されてもまた抜き返したんですが、序盤のポジション争いで重要な5周目あたりからペースが上がらなくなり、9周目には森脇(ホンダ)、10周目には山口(ホンダ)に抜かれて9番手へ。アツシと浜口(ホンダ)が転んだことで7番手に上がってからは、中冨(ヤマハ)を追っかけても差は縮まらず、単独で7番手を走行。あとは後ろから来る大崎(ヤマハ)にパスされないようにキープして、かろうじて7位でゴールすることができました。  
  決まらないマシンで走るのは精神的にシンドいし、体でマシンを抑えつけて走るから、腕もパンパン。本当に疲れました。順位とかポイントより、気持ちよく走るマシンで走りたいですね。本当、スカッとしたい!って感じです。

 今回は、金曜に走行時間が取れなくてマシンをつめきれなかったのが敗因といっていいと思います……。  
  菅生が終わったらすぐに、水曜にはボルドール24時間耐久出場のためにフランスへ飛びます。今度は日本陣営からアツシも加わって、鈴鹿8耐も走ったバンサン・フィリップとトリオを組んで、ル・マンで味わったキツさと優勝の楽しさ、うれしさをもう1回味わえるように頑張ってきます。  
  データロガーに関してはすぐに原因究明して、きちんと作動すれば問題はないから、次の鈴鹿秋祭りにはまた強い北川圭一をお見せできるように頑張ります。

  応援、よろしくお願いします!                                 
2004年9月
ケンツMOTULスズキ
北川圭一
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